千葉大腿骨頚部骨折地域連携パス意見交換会への参加
2019年10月28日国立千葉医療センターにて行われました千葉大腿骨頚部骨折地域連携パス意見交換会へ参加してきました。
国立千葉医療センターにおける2018年度大腿骨頚部骨折の実績報告では、80~90歳台の患者様が増大傾向と報告されました。この結果は、その後行われた講演内容における日本全体の傾向と合致しているようでした。臨床現場で働いていても患者様の年齢は増大している実感はあります。
特別講演では、東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座 准教授 小川純人先生による高齢者のフレイル・サルコペニアと骨粗鬆症の講演が行われました。
講演では用語の整理から始まり、非常に多くのデータに裏付けられた内容の濃い講演が行われました。フレイル・サルコペニアに始まり、骨粗鬆症・ロコモ・ホルモン・ビタミンD など非常に多くの情報とその関連についての情報を得ることが出来ました。
その中で理学療法士として、エビデンスによる裏付けは乏しい現状はある中でも栄養管理や運動について推奨されており、今後運動療法とそれによる効果の裏付けが行われることが求められていると感じました。
現場で働くものとして、最新の知見を学び取り入れながら今後も患者様に適切な診療を提供できるよう努めていきたいと思います。
理学療法士 味方