2019年6月10日千葉大腿骨頚部骨折地域連携パス意見交換会へ参加しました
2019年6月10日に開催されました、意見交換会へ参加してきました。 この会は千葉市立青葉病院・千葉メディカルセンター・国立千葉医療センタ―にて大腿骨頸部骨折の治療を行った後、連携している医療施設と円滑な連携が行えるように開催される意見交換会となります。 当日は天気が悪い中、多くの医療施設の方々が参加されていました。 内容としましては、意見交換会の当番病院である千葉メディカルセンターにおける地域連携パスの実績報告が行われました。 特別講演では、千葉大学大学院医学研究院 整形外科学助教 稲毛一秀 先生による骨粗鬆症性腰痛の発生機序が行われました。 骨粗鬆症のメカニズムとして大きくエストロゲン減少、・活性化した破骨細胞による過剰な骨吸収が起こり、これによる複数の要因にて痛みの閾値が低下し痛みを助長している可能性があるとのことでした。そのため骨粗鬆症を長期罹患している場合、痛みの閾値が低下している状態を考慮する必要があると感じました。 また脊椎の後弯変形の痛みにおいては筋性の痛みも多く関与しているとのことです。 年齢と筋量や脊椎アライメント、筋肉量と健康関連QOLにも関連があるといわれています。 近年サルコペニアなども注目されていますが、腰痛や骨粗鬆症などの予防や改善において、医療従事者によりきちんと状態やトレーニング内容を管理して運動療法を行う事は、今後必要になるのではとのお話があり、理学療法士としてもっと多くの患者様に提供できる内容があると感じました。 リハビリテーション科 理学療法士 味方 |