医療法人社団錦昌会 みどりのは 葉記念病院


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8/1-2 結核予防技術者地区別講演会 に参加しました。


結核はかつて国民病として対応をしてきた大病でしたが、予防法、治療法の確立により減少の一途をたどっています。しかしながら、現在もまだ年間2万人ほど罹患している現状を考えると、気を付けるべき感染症の一つです。今回、結核についての知識を高めるために講演会に参加しました。

研修内容は下記の如く結核の疫学から診断、治療まで多岐にわたるものでした。
今回の講演会により、結核は誰でも感染がおこりえる病気であり、正しい知識と診断、治療方法、社会資源の活用を理解して、患者に対してより良い看護ができるように自己研鑽に努めていくことが重要だと考えました。


研修概要:
結核は明治の産業革命時に流行。製糸工場などの換気困難な場所で感染拡大。結核菌の特徴は、菌の増殖が他の菌と比較すると遅育菌で発病までの期間が遅い。感染して多くが6カ月以降になる事がある。発病率は通常、感染者の1~2割程度。感染しても8~9割は一生発病しない。主に空気感染の為、隔離が必要。早期発見、咳エチケット、へパフィルターの使用、看護者はN95マスク使用し感染拡大防止に努める。
初期症状は長引く咳(2週間以上)発熱(通常微熱)胸痛(胸水貯留の初期)がある場合はすぐに病院受診する。発病後の進展は改善や悪化を繰り返して徐々に進行していく。 
診断は①問診:症状、既往歴等②画像検査:胸部X線検査等病変確認③痰(抗酸菌、培養PCR)、胃液等の菌を調べる④薬剤感受性検査(耐性確認)
治療は複数の抗結核薬服用治療で①INH:イソニアジド②RFP:リファンピシン③(SM:ストレプトマイシン又はEB:エタンブトール)④PZA:ピラジナミドの4剤を2か月投与、その後、イソニアジド、リファンピシンの2剤を4カ月の合計6カ月~9カ月が基本治療となる。薬剤耐性結核が見つかると、他の薬剤を使用し確実に菌を殺すように治療する。耐性にならない様に単剤治療はせず、確実に内服をする事。粟粒結核、髄膜炎など発症している場合はより強固な治療方法が選択され治療期間を要する事もある。
退院基準は、2週以上治療、培養3回陰性を確認し咳、発熱、痰などの症状消失している事。結核と診断されたら医療機関から保健所へ7日以内に届出を行い地域連携を図る事が大切である。
DOTS(ドッツ)はWHOが提唱している結核抑圧の為の戦略で喀痰塗抹培養検査陽性患者の服薬を確認し、治療中断や結核菌の耐性化を防ぎ確実な治療を行い撲滅を目指す。その為、退院後も保健所の薬剤師が自宅訪問を行い、薬剤DOTSなどを行い患者支援し感染拡大防止や家族に指導を行っている。



看護部 佐藤 孝之