医療法人社団錦昌会 みどりのは 葉記念病院


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3/4-5 災害医療と看護(実践編) に参加しました。


当院における災害対策強化のため、千葉県看護会館で行われた災害医療と看護の研修に参加しました。日本では1959年の伊勢湾台風以降36年間は大災害が起っておらず、災害時の初期医療体制が整っていなかったため、1995年の阪神淡路大震災では、救命できた災害死が多く存在したそうです。この教訓からEMIS(広域災害救急医療情報システム)、DMAT(災害派遣医療チーム)、災害拠点病院の整備など災害医療は進化を遂げてきました。
EMISはネット入力することで医療機関の被災状況や受け入れ患者数など関係機関で情報共有し、DMATの派遣要請や患者の搬送を円滑に行うシステムです。このシステムを日頃から習熟して災害発生に備えるとともに、発災時は迅速に情報発信をしていく事が肝要であると感じました。
研修では実際にトリアージの練習を行いました。1人の傷病者を30秒程度で選別していかなければならないのですが、判断に迷うことも多く、短い時間でクラッシュ症候群などを見落とさず判断できるのか、苦痛を激しく訴える傷病者に惑わされずトリアージできるのか、救急蘇生を施せば救命できるかもしれない傷病者を黒と判定できるのかなど、適切なトリアージを行うには繰り返し訓練を行わなければ難しいと感じました。
災害後生じる健康問題として感染症の増加や慢性疾患の悪化、深部静脈血栓症、心理的ストレス、夏季であれば熱中症などがあり、災害関連死を防ぐ対策が必要となってきます。また職員に対しては連続勤務とならないよう勤務調整し、職員の疲労やストレスが蓄積しないよう考慮していくことが大切だと学びました。
当院は病床数50床であり医療資源や人材提供の面から考えると、発災初期の外来診療は行うことができません。まず入院、外来患者と職員の安全を確保し、被災を最小限にすることが最優先になります。限られた医療資源の中で患者の治療優先順位を考え、当院で治療困難な患者は安全かつ迅速に搬送しなければなりません。そのため災害初期行動を周知させて指揮命令系統と連携を徹底し、防災訓練や備蓄を行い災害に備える必要があります。今回研修で学んだことを活かし当院の防災力を強化していきたいと思います。

看護部 近藤